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トピックス 2008年2月
漢方薬の安全性について
 このところ、国内外問わず食品の安全性の話題があとを絶ちません。その内容は企業モラルを問われるものから毒物が混入し健康被害が出たものまでさまざまです。最近では中国で製造された餃子に有機リン系農薬「メタミドホス」「ジクロルボス」が混入していたことが大きく報道されました。中国製品については、食品だけにとどまらず、医薬品、練り歯磨き、玩具、ペットフードなどの問題が報道され、中国製品全般に安全性に対する不安が高まっています。

 そんな中、漢方薬やその原料生薬、中国で製造された医薬品などの問題が雑誌などに取り上げられています。多くは中国国内に流通しているものを取り上げたものですが、一部には日本国内に流通している生薬の残留農薬に関する記事もあるようです(AERA 2007.8.6など)。
 日本国内に流通している生薬については、2003年に即健康被害につながることはないとしながらも、「都内でサンプリングされた生薬(サンシュユ、タイソウ、ソヨウ、チンピ)に残留農薬が検出された」との報道があり、漢方薬に対する不安が広がりました。
 このような報道を受け、日本国内の各漢方薬メーカー、生薬の輸入販売元は、医薬品の公定規格書である「日本薬局方」の試験項目のほかに、厚生労働省の指導強化や日本漢方生薬製剤協会の基準見直しなどを背景に独自に検査項目を追加して検査体制を強化しました。
 そして、現在、正規に流通している漢方薬、生薬であれば、安全上問題のないレベルが確保されています。
 一方、雑誌記事をみますと、中国国内で生産・流通しているものについては、残留農薬の問題や漢方薬とうたいながら西洋薬が混入していたなどの問題が取り上げられており、検疫を受けない個人輸入や販売元のはっきりしないネット販売での漢方薬購入は避け、正規に流通しているものを購入することが重要といえます。

よこお薬局では・・・
 中国をルーツにもつ漢方薬の原料生薬は、現在でも中国や朝鮮半島が原産というものが数多くあり、よこお薬局で取り扱う生薬も例外ではありません。当店では現在、調剤に用いる生薬を「株式会社ウチダ和漢薬」「株式会社栃本天海堂」の2社から、漢方エキス製剤を主に「小太郎漢方製薬株式会社」から仕入れており、当店が中国から直接輸入しているようなものはありません。
 「株式会社ウチダ和漢薬」「株式会社栃本天海堂」は、生薬の輸入販売では業界のトップ企業で、ここ数年で中国からの輸入量を増やしている食品業界各社とは違い、中国と長い間の取り引き実績を持ち、長年の経験の中から生産管理、安全管理に対し高いレベルのノウハウを確立している会社です。現在、餃子混入で問題になっている有機リン系農薬「メタミドホス」「ジクロルボス」についてもすでに対応が完了しています(詳細は各社ホームページで確認できます)。
 また、「小太郎漢方製薬株式会社」は、漢方エキス剤をはじめて世に出した製薬メーカーで、高水準の製造技術と生産管理体制を持つ会社です。原料の受け入れから出荷までの全工程を日本国内で行っており、「メタミドホス」「ジクロルボス」を含めた農薬の検査体制を備えて製品の安全性を確保しています。

 よこお薬局では漢方薬、原料生薬の仕入れについて、細心の注意をはらい、仕入先との連絡を密にして、漢方薬をより安全に使用していただけるよう努めています。


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